持続可能性を考慮した経営、すなわちサスティナブル経営とは、企業経営の姿勢であると同時に、それを支えるマネジメントシステムの問題でもあり、21世紀の変わりゆく環境・社会の中で、どのような業種・業態の企業においても導入すべきものとされています。
経営組織の活動に「サスティナビリティ」という考え方を組み込む必要があります。
未来に選ばれるのは、持続可能なビジネス
SDGs(Sustainable Development Goals:エスディージーズ)は、日本語で「持続可能な開発目標」と訳されます。ここで重要なのは「サスティナブル・持続可能」というキーワードです。
SDGsは、国連に加盟するすべての国が、持続可能な世界を実現するため、2016年から2030年までの15年間にわたって、17の目標と169のターゲット(具体的な目標)が設定されています。
地球温暖化対策「パリ協定」と両輪になって、達成に向け取り組むべき共通目標です。
途上国の開発問題がメインのMDGsから、経済・環境・社会にも対応し、先進国も含めた世界共通の目標SDGsとなっています。
加えて、MDGsでは政府や国際機関などが主体となっていましたが、SDGsでは、企業の役割を重視し、”企業主体”の目標達成が期待され、その点こそが、前身のMDGsとの最大の違いであり、企業にとってSDGsはビジネスです。
世界で遅れをとっている日本においても、日本経済団体連合会や各業界団体、銀行、個別の企業もSDGsの取り組みを進めているため、ビジネスの世界では”共通言語”になっています。
今後、エシカル消費などの様々な問題が取り上げられることもあり、環境課題や社会課題に配慮していない企業は、消費者にネガティブに映ることが予想されます。
また、文部科学省が告示する初等教育および中等教育における教育課程の基準である学習指導要領にもSDGsが取り上げられ、その目的は、2020年度からの新学習指導要領に「持続可能な社会の創り手の育成」と明記されています。
SDGsに取り組んでいない企業は、優秀な人材を確保することができなくなるということです。
法人にとってSDGsに取り組むメリットは多く存在しているため、SDGsは「新時代の生存戦略」と言われています、
SDGsは、DX(デジタルトランスフォーメーション)と並ぶ、ニューノーマル時代の重要なファクターです。
SDGs宣言にて、ビジネス推進!
世界中のビジネスや市場を取り巻く環境は激変し、日本では、消費者ニーズの多様化や少子高齢化による人材不足など、事業承継において課題を抱える企業は増えています。
自社を維持し社会的信頼を得るため、サステナビリティ(持続可能性)経営を強化しています。
企業経営を環境・社会・ガバナンス(企業統治)の3つの視点から考えることが企業の持続可能性において重要であるとの認識から、投資の意思決定において、それらを重視する「ESG(Environment /環境・Social /社会・Governance /ガバナンス)投資」が広がりつつあります。
市場では消費者のSDGsへの関心の高まりは、データでも明らかになっています。
出典:電通「SDGsに関する生活者調査」より
しかし、SDGsの何から取り組んでよいかわからないという企業様、個人様が大変多くいらっしゃいます。
当社は、御社に合ったSDGs企画を、環境省 「すべての企業が持続的に発展するために持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」に沿って策定し、事業企画、商品企画までアドバイスをいたします。
(1)企業イメージの向上
SDGsへの取り組みをアピールすることで、多くの⼈に「この会社は信⽤できる」「この会社で働いてみたい」という印象を与え、より、多様性に富んだ⼈材確保にもつながるなど、企業にとってプラスの効果をもたらします。
(2)社会の課題への対応
SDGsには社会が抱えている様々な課題が網羅されていて、今の社会が必要としていることが詰まっています。
これらの課題への対応は、経営リスクの回避とともに社会への貢献や地域での信頼獲得にもつながります。
(3)⽣存戦略になる
取引先のニーズの変化や新興国の台頭など、企業の⽣存競争はますます激しくなっています。
今後は、SDGsへの対応がビジネスにおける取引条件になる可能性もあり、持続可能な経営を⾏う戦略として活⽤できます。
(4)新たな事業機会の創出
取り組みをきっかけに、地域との連携、新しい取引先や事業パートナーの獲得、新たな事業の創出など、今までになかったイノベーションやパートナーシップを⽣むことにつながります。
SDGs宣言書にて、御社のSDGs推進プロジェクトを遂行して参ります。
SDGs宣言&KPI「重要業績評価指標」指導
KPIは「新規顧客獲得数」「新規受注獲得数」など、マーケティングや営業の現場でよく使われます。
KPIは、目標の達成に向かってプロセスが適切に実行されているかを定量的に評価するための指標で、持続可能ビジネスによるKPIをご指導します。
VUCA時代に生き残る企業では、消費者や取引先、仕入元や社外人材などの、あらゆるステークホルダーを巻き込みながら、対話をしながら複雑で曖昧さが増していく時代における競争力の源として、人と人が共創し、社会へ新たな価値を提供し続けることができる環境で「共創する力」が求められています。
VUCA時代!マーケティングビジネスの終焉
コンテンツ提供を行う難易度は増していき、新規参入する側も、コンテンツを提供する側も疲弊していく悪循環が生まれている状況からこれを「コンテンツショック」と呼ばれ、マーケティングビジネスの終焉と言われています。
じっくりマーケティングを考える時代が終わりとはいえ、KPIなくしていくことではありません。
KPIは一般的に、一定の期間を定めて計測されますが、通常は月次としますが、VUCA時代はスピード感をもつため、速い回転で週次、日次で目標設定をすることから始めます。
期間ごとにパフォーマンスを評価し、成績が悪い場合は改善策の策定と実施が必要です。
持続可能なビジネスとしてSDGs関連業務プロセスのモデル化
SDGsKPIには4つの要素が必要となります。
- 目標に紐づいていること
- 鍵となる業務に影響すること
- 測定と実行が可能なこと
- 実施担当者がコントロールできる指標であること
SDGsは「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会というビジョンを実現するために、17の長期ゴール(意欲目標)が設定されています。
ゴールの達成に向けて169のターゲット(行動目標)があります。
そして、ビジネス行動の進捗管理ができるよう232のインディケーター(達成度を測るための数値指標)が選択できるようになっています。
外務省:グローバル指標(SDG indicators) https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/index.html
SDGsの「重点課題」と「目標(KPI)」を決定させる
目標(KPI)については、社会課題・情勢などに鑑み、社会環境面に関わる目標(KPI)を設定し、関連させていきます。
どんな小さなことでもご相談ください。全国、zoom対応をしております。